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2010年3月 9日

「CBSドキュメント」の番組存続を強く希望する!

ピーター・バラカン氏と石井苗子女史のコンビ時代から楽しみに観ていたCBSドキュメントが3月17日の放送をもって終了してしまう。

正直、もの凄く憤っているし、今さらながらこんな良質な番組のスポンサーも集められない赤坂方面の某テレビ局のヘボ振りにもあきれ果てるばかりだ。それでなくとも幾度となく、放送曜日がコロコロと換えられ、時間帯もどんどん深い時間に追いやられるはでイライラさせられてたと言うのに...ついに終了かい!!

ピータ氏も地上波で番組を存続させるべく(最低でもTBSニュースバードで)スポンサー探しに奔走中のようだけど、この不景気なご時世で(おそらく海外のドキュメント紹介番組というコンテンツのマイナー性と放送時間帯の不利さ)苦労されていて、Twitter上やブログ等でピーター氏も番組存続に向けた署名活動等も呼びかけているようだし、サエキけんぞう氏、松尾貴史氏、水道橋博士氏、坂本龍一氏、等々著名人も多数、署名を呼びかけているようだ。

もちろん、私も署名したが、署名TVというサイトにTBS CBSドキュメント番組存続要請というページがあるので賛同頂ける方は署名活動に参加しませんか?番組の視聴者の方はぜひとも!

TBS CBSドキュメント番組存続要請サイト
http://www.shomei.tv/project-1467.html

ピーター・バラカン氏 公式ブログ
http://peterbarakan.cocolog-nifty.com/blog/

2010年3月 7日

千葉泰樹監督と「春らんまん」

春よ乙女よ映画よ
神保町シアターで開催されている『春よ!乙女よ!映画よ! 春らんまん 噂の乙女映画たち』のラインナップから千葉泰樹監督の「春らんまん」を観てきた。
千葉泰樹は「大番」シリーズが有名な監督だけど、成瀬巳喜男と並んで藤本真澄の信頼が高く、数多くの東宝娯楽作品の水準を維持・生産し続けた職人監督。東宝プロデューサーだった金子正且氏は、「職人のトップをいくような人だけど、ホントはかなりの芸術家肌で大変な教養人」と述べているが、成瀬の戦後スランプを脱したキッカケになったと言われる作品「めし」は当初、千葉監督が予定されていて台本にも名前が印刷されていたのに病気降板し、成瀬に代役の白羽の矢が立ったというのは有名な話し。

もし千葉泰樹が予定通り「めし」を監督していたらどんな「めし」になっていただろうか?と空想を巡らせてみたくもなるが、同時に成瀬巳喜男の所謂"戦後スランプ"からの脱却ももう少し時間が掛かったかもしれないなぁ...とやや複雑な気分にもなってしまう。

鑑賞した「春らんまん」は1968年の東宝の正月映画で新珠三千代、司葉子、星由里子、白川由美、宝田明、森雅之、小泉博など豪華キャストによるホームコメディだが、あらすじはムービーウォーカーから引用させていただく。

両親の残してくれた結婚式場を経営する唐沢貞夫には、出戻り娘の冴子、波子、新劇女優鳩子、弟の典二郎の四人のきょうだいがいた。 ある日、貞夫は冴子の知りあいの社長山部から静を紹介され、電撃結婚してしまった。おさまらないのは他の四人である。勝手気侭に生活しているところへ静が現われ、唐沢家の実権を握られてすっかりペースが狂ってしまったのだ。四人は相談して、静を徹底的にイビリ抜くことにした。静は料理の腕前から、家計簿のつけ方までさんざん文句をつけられた。彼女にしてみれば"家つき、カーつき、ババぬき"の好条件に喜んで貞夫と一緒になったのに、こんな鬼千匹の落し穴があるのにガッカリした。しかも、貞夫は三年来の愛人民江といまだに切れないでいる有様だった。すっかり頭に来た静は料理を習って、四人に挑戦することにした。そして口うるさい小姑を片づけるべく、波子に縁談を持込んだ。相手は申し分ない。見合歴十三回の波子は乗り気になった。ところが、相手の男は見事な若禿の持主だった。静が会ったときはカツラをしていたのだった。これが原因で、静は貞夫とも気まずくなり、落胆して実家に帰った。一方、静のいなくなった唐沢家には主婦気どりの民江が現われ、家計を考えない豪華な料理を作って、冴子たちをハラハラさせた。四人きょうだいは、民江の傍若無人ぶりにすっかり、静がなつかしくなってしまった。その頃、貞夫のことが気になって寝つけない静は睡眠薬を飲んだのだが、母の夏江は自殺を計ったものと思い、貞夫に連絡した。四人はその知らせに泣き出してしまった。やがてそれは誤解と分り、貞夫はやはり静がいなくては、と民江とすっかり切れて、静を呼んだ。四人の小姑たちも、静と心から和解したのだった。

千葉監督らしい、手堅くまとめ上げていて最後までだれること無くテンポ良く話しが進むし、主要キャストの新珠、司、白川、宝田、草笛らスター陣は言うまでもなく素晴らしいのだが、実は脇を固めている浦辺粂子、千石規子、東郷晴子ら熟年トリオがかなり良い味出していて、この作品のトーンを決める重要なアクセントになっているし、新珠三千代演じる主人公の独身貴族を気取るオジさん役で登場する森雅之も相変わらずのこれでもかというダンディおやじっぷりがサイコー。
たぶん他ではお目にかかれない新珠三千代vs草笛光子によるパイ投げ乱闘シーンなど、もう爆笑ものの珍シーンだ。

そのうち日専でも放送してくれないかな〜。

2010年3月 6日

『没後400年特別展 長谷川等伯』を観る

長谷川等伯

『没後400年特別展 長谷川等伯』の開催期間が1ヶ月間とさほど長くないので、久しぶりに朝イチから東博へ。
東博開場20分前位に着くと既に5、60名位の列が出来ていたけど、まぁまぁ、想定内。いざ入場となり、歩きながら行列の後ろを振り返ってみると、すでにアリの行列のようにゾロゾロ。
それでも午後の時間帯などに比べれば遥かに鑑賞し易くて一点一点に時間を掛けながら見学する事が出来たので平成館の展覧会鑑賞としては久しぶりに満足度の高い鑑賞環境だった。

まぁ、長谷川等伯としては過去最大級の大回顧展なので少しでも気になっている人は絶対に行っておくべき。圧巻は約10メートルの「仏涅槃図」だ。あれだけ大迫力の涅槃図は中々観れるものではない。

長谷川等伯展図録
定価2500円の図録は350頁近くあり、中々の重量感で読み応え見応え有りの内容なのでもちろん購入。

2010年2月28日

ついつい...クロサワ

一個人
特に目新しい事が書いてある訳でもないので、何も得る事はないのだが、ついつい見出しに"クロサワ"とあり、【保存版特集】となると、無視できないんだよなぁ...まぁ、これは何もクロサワに限った事ではないが、一般誌の見出しで「オズ」や「ミゾグチ」なんてまずありえない事だから。

一個人02

都築政昭氏が全作品記事の解説と監修をしているのでガセネタや間違いは無いし、野上照代氏の証言エピソードのほか、出目監督、山崎努氏のスタッフ&キャストのインタビュー、黒澤和子氏のインタビュー、直筆の絵コンテ、ロケ地案内、黒澤明の出自や年表や、晩年の黒澤が常宿とした事でも有名な京の宿「石原」はじめ幾つかの旅館を紹介しており、生誕100周年にふさわしく力の入った企画になっていてビギナー向け特集としては中々、読み応えあるんじゃないかな。

一個人03

個人的には久々に香川さんのインタビュー記事等の扱いが大きかったのが主な購入動機だけどね(笑)

2010年2月22日

樽酒を購入、つい成瀬巳喜男「噂の娘」がよぎる

菊正宗

宝戒寺のつづき...

頼んでおいたコーヒー豆を引き取った後、「お菓子の家 鎌倉小川軒」など覗きながらトコトコと酒屋の高崎屋本店へ向かい、角打ちでもして帰ろうかなぁ〜と思っていると、店先で菊正宗の樽酒の試飲販売を行なっていたので、すかさず試飲しお買い上げとなった(苦笑)

注がれたカップの酒の香りの嗅ぐとフワッと樽の香りがなんともフルーティな感じをさせる。樽の香りや味を苦手という人もいるかもしれないが、なんとも深い味わいで日頃、呑んでいるものとはまた違う中々の名酒。

そういえば成瀬巳喜男の映画「噂の娘」は千葉早智子演じる酒店の娘とその家族の物語だが、その「噂の娘」の中で酒を量買いするお客とのやり取りの場面がある。千葉早智子演じる主人公がお客の持って来た一升ビンに指定の量を樽から注ぐのだが、ついボーッと他の事を考えてしまい、うっかり量を多く間違えてしまうというシーンだったが、その場面と目の前で行なわれている出来事をダブらせつつ見物、いざ購入となった時に高崎屋のご主人はもちろんボーッとしていた訳ではないが、やはり瓶に購入量よりやや多く入れてくれてご主人曰く「ちょっと多く入れちゃった、アハハ」と笑っていたのが、こちらも可笑しいやら得した気分。

そういえば、小津と言えば蓼科の「ダイヤ菊」があまりに有名だが、成瀬は「白鹿」が好きだったそうだ。白鹿は、まぁいつでも呑めるが、ダイヤ菊は以前に一度しか飲んだ事がないので、今度ぜひ購入してみようと思っている。

2010年2月21日

宝戒寺のしだれ梅

宝戒寺
いつものごとくコーヒー豆を仕入れに鎌倉へ向かう。速攻でお店に顔を出し。

店:「先週来るかと思ってました」

私:「ちょっと散歩して後で取りにくるから挽いておいて」

などと短いやり取りの後、うろうろと宝戒寺へ向かう。


ちょいと「本覚寺」に寄り道。
100222a.jpg本覚寺02

途中は省略、目的地「宝戒寺」に到着。

宝戒寺は幕府執権で得宗の北条高時の屋敷跡に建立された寺で、萩の名所でもある事から別名、「萩寺」とも呼ばれているらしい。
宝戒寺02宝戒寺03宝戒寺のしだれ梅01宝戒寺のしだれ梅02

2010年2月20日

旨いぞ、すいごうさかり

すいごうさかり純米酒
最近、家ではもっぱら日本酒しか呑まない日々が続いているが、頂き物の「すいごうさかり純米酒」が旨い。頂き物で千葉県佐原の蔵元・馬場本店の銘柄らしい。
やや辛口で、辛さの後からパンチの効いた香りが広がりつつ、辛さが喉ごしの良さと共に消えていく。