2009年11月 2日

映画『空気人形』

空気人形
是枝監督が惚れ込んで出演オファーをしに韓国まで出向いただけのかいあって、見事なまでにペ・ドゥナによるぺ・ドゥナの為の映画に仕上がってた。
ぺ・ドゥナは「リンダ リンダ リンダ」でも素晴らしい存在感を発揮してたけど、「空気人形」での存在感は、これほどイノセントな存在を演じる事が出来る女優(いわゆる売れっ子クラス)は日本にはいない。と、観た人なら誰もがそう思わずにはいられないと、思える程、お見事な役者魂のぺ・ドゥナ。また、その魅力を上手く映像化した是枝監督の映像センスにも相変わらずに脱帽だ。

ただ、余貴美子のエピソード部分は要らないとまでは言わないが、ちょっと雑で上手くいってない感じがするし、それにキャメラワークも少々、ルーズっぽくなる(移動撮影で)のが気になったけど、今回の撮影監督はリー・ピンビンだった事を知り、本来あまりカメラを動かさない是枝監督のいつもの調子と違うはずだぁ...と、納得。でも、ちと減点。

それでも幾つかの欠点を補って余りある素晴らしいショットに、見終わった後も長く余韻が続く。
個人的にはラストカットに落胆させられた「歩いても 歩いても」よりも好きな作品だった。

trackbacks

trackbackURL:

comments

突然で申しわけありません。

現在2009年の映画ベストテンを選ぶ企画
「日本インターネット映画大賞」を開催中です。

投票締切は1/14(木)。
ふるってご参加いただくようよろしくお願いいたします。

comment form

(濱のストア派 -blog- にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form