2008年10月16日
神保町シアター『昭和の庶民史・久松静児の世界』

『警察日記』、『南の島に雪が降る』など人情喜劇やホームドラマに定評があった久松静児監督の『女囚と共に』、『早乙女家の娘たち』を鑑賞。
森繁がちょっと苦手なので『喜劇・~』関係など観てないのだけど、ぜひとも『女の暦』や『安宅家の人々』とかDVD化をしてもらいたいといつも思っている好きな監督の一人だ。
この久松静児も庶民派の職人監督という意味では成瀬巳喜男と似たものがあるが、成瀬は人生というものを女性と男性の因果をクールな眼差しで見つめているのに対して、久松には情感溢れるペーソスが流れていて、温かい眼差しがある。そういう意味では両監督は似て非なる存在だけど、どちらも映画会社からの要請にキッチリと応えつつも自身の作家性をキッチリ守った手腕は本当に素晴らしい。
- by Phantom
- at 00:01
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