2008年10月04日
『名匠 成瀬巳喜男の世界へ』

新文芸坐で開催中の「名匠成瀬巳喜男の世界へ」で『女の座』『女の歴史』の2本を鑑賞。
『女の座』は以前に観ていたのだが、今回が初めてだった『女の歴史』が結構、重苦しい内容だったので『女の座』もついでに鑑賞。
成瀬の作品は内容もタイトルも似通ったものが多いので、つい「いつか見た話」みたいな感じで結構、頭の中がゴッチャになりがちだけど、安心してみていられる繋ぎの上手さとセンスの良さがたまらない。黒澤の一度観たら忘れられない“強烈なショット”や小津の“完璧な構図”の様に見ていて印象的なシーンというものはフィルムから感じる事はあまりないが、観終わった後に込み上げてくる余韻というのはジワァ~と長くて続く。
やっぱ、成瀬の方が小津より女性を見つめる視線が冷めている分洗練されているし、描くのも上手いので好きだな、なんちゃってじゃなく本物の江戸っ子の粋を感じさせてくれる監督って感じがして。
久しぶりに『稲妻』でも観ようかな。
- by Phantom
- at 00:03
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