2008年07月30日

映画『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』

08.07.30.jpg
観てから少し時間が経ってしまったが、一応感想など。

観る前から世間では賛否両論だったので、“過度な期待は禁物”と用心していたのが功を奏してインディ最新作をそれなりに楽しむ事が出来た。ただ一緒に観ていた友人は憤怒していたが…

なんだかんだ言っても、この手の冒険活劇のスピルバーグの演出の上手さはさすがで、随所にスピルバーグらしいと言うべきかインディ・シリーズらしいカットの連続でコアなオールドファンには嬉しくてたまらない。流れる様なカッティングと編集は特に大学キャンパス内のカーチェイス・シーンはまさにスピルバーグならではで個人的には、そのシーンでようやくインディ・ジョーンズを観ているという実感が湧いてきた程だ。
全体的に観ればそれほど大仕掛けのシーンではないけどこういう古典的なアクションシーンの演出の確かさにスピルバーグの真骨頂があるように思う。

ハリソン・フォードにはさすがにブランクを感じずにはいられないが、それでも健在ぶりはまだまだアピール出来てたし、『レイダース 失われたアーク』以来の出演となったカレン・アレンも腰回りがちょっとボリューム・アップしてたけどそれ以外はあまり変わっていなくてこちらも嬉しい再会。今は亡きデンホルム・エリオットも写真と銅像(中オチに使われている)で登場したのも懐かしさを誘う演出でマル。

ところで、この作品に関して賛否両論というのは間違いなくクライマックス部分のオチにある訳だが、ああいった(ネタバレになるので詳しくは書かないけど)方向に展開を持っていかなければならないのか?(ルーカス、スピ、ハリソンをもってしてもハリウッド的大風呂敷の習慣に流されてしまう)個人的な感想としては賛否の否の側だけど、スピが『未知との遭遇』、『E.T』、『宇宙大戦争』の監督である事を思い出せば、然もあらん事かなと妙に納得させてしまう様な歪さをも魅力の一つとして飲み込んでしまう程、このシリーズはバケモノ・シリーズになってしまったという事。『ハムナプトラ』なんか目じゃないというところだろうな。

2008年07月22日

「横濱モボ・モガを探せ!again」

08.07.22.jpg
BankART1929がぴおシティのギャラリーで戦前の「モダンボーイ」「モダンガール」の写真展を開催していたのでちょいと覗いてみた。

「横濱モボ・モガを探せ!」は、「モダンボーイ」「モダンガール」を略して「モボ・モガ」と呼ばれる流行を捉えた最先端の若者たちの写真を収集、公開するプロジェクト。当時の写真を集めることで、地域の新しいネットワークを築くほか、写真を手がかりに先人たちの経験を学ぼうと企画された。

写真展は2006年にスタートし、今回が2回目。これまで約1,000点の写真が寄せられ、デジタルデータとして保存されている。今回はその中から約70点を展示している。

同プロジェクトでは現在、今秋開催予定の展覧会に向けて、函館、新潟、横浜、神戸、長崎の開港5都市に範囲を広げて建物、街並み、風俗をテーマにした写真を募集している。


戦前のモダンな彼、彼女等の姿はまさに清水宏の戦前のサイレント作品「港の日本娘」に出てくる井上雪子や江川宇礼雄そのままといった感じでイカしてる。近日、活弁付きで「港の日本娘」を再び観る機会があるが、映画がより真実感を持って鑑賞できそうで楽しみになってきた。

bankart1929

2008年07月13日

4人が創る「私の美術館」展

4人が創る「私の美術館」
横浜美術館のコレクションの中から茂木健一郎、はな、角田光代、荒木経惟がそれぞれの視点で選び抜いた作品の展覧会でこの日は偶然にもはなちゃんのトークショーもありちょっと儲けた気分で拝聴。はなちゃん自身も照れ臭そうに言っていたが、仏像の話に及ぶとついつい熱くなり学芸員も苦笑してしまう位の語りっぷり。育ったエリアも世代も殆んど私と同じなので、時折出てくる地元話はついつい「うんうん」と会話しているような気分になった。
善財童子


観覧中、松井冬子の画の前でジーッと30分は食い入るように見つめていた女性が(おそらく松井冬子ファン)印象的だったが、あの画の中の少女の繊細な表情と構図は中々素晴らしい。メディアに載る松井冬子と殆んど二、三の作品くらいしか認識していなかったけど、実際に作品を目の当りにしてみると女性らしい彼女独特の視点が際立っていてなるほどその女性ファンの気持ちが良く分かる。ああいった画を描く画家は現在、他に見当たらないもんね。