2006年10月15日
映画「カポーティ」

映画「カポーティ」を鑑賞した。
「ティファニーで朝食を」の原作などで有名な小説家トルーマン・カポーティが、実際に起きた殺人事件を題材に執筆したノンフィクション小説「冷血」を取材から書き上げるまでの出来事と彼の苦悩を描いた作品。
隙がなく、とても抑制の効いた演出とカポーティ役を完璧に演じきっているフィリップ・シーモア・ホフマンの鳥肌モノの演技が圧巻で、偽善的でとても利己的なカポーティの売れっ子作家のしたたかさと優しさが見事に交差し巧みに表現されていている。 ホフマンの演技を観るだけでもチケット代を払う価値は充分ある。
監督のベネット・ミラーが「この映画はトルーマン・カポーティの物語というだけではなくアメリカの悲劇でもある。欲しいモノを得る為に破滅していく事にも気が付かない」と語っていたが日本にも当てはまると思う。素晴らしい映画だ。
- by Phantom
- at 20:51
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